(社)千葉県建設業協会長生支部(片岡暉雄支部長)は4日、ボランティアによる「国道409号道路環境美化(清掃)活動」を行い、会員約80人が参加した。昨年の「国道128号清掃活動」に引き続き、第2回目の開催。
同支部では、県長生地域整備センターとの「地震・風水害・その他の災害応急対策に関する業務基本協定」に基づき、災害時における応急復旧活動など、地域住民の生命・財産の保全や確保に重要な役割を果たしている。
午前8時からの「出発式」であいさつした片岡支部長は、「この国道409号は2010年に開催される千葉国体や、観光立県千葉の幹線道路であり、災害発生時における主要路線でもある」と説明したうえで、この日の作業については、「これから年末に向けての交通安全にも役立つと考えられるが、昨年の作業の反省を踏まえながら、地域住民に『社会に貢献する建設業』をアピールし、公共事業の本質を理解してもらえる活動にしたい」と弁。
さらに、清掃活動の場所が国道に面していることから、「作業にあたっては怪我などのないように、自動車等に十分気をつけてほしい」と注意を喚起し、あいさつを結んだ。
この日の作業内容は、ガードレールの清掃をはじめボルト確認、デリネーター交換のほか、周辺ゴミ拾いなど。作業区間は、国道409号における茂原市・亀令橋付近から長南町・笠森第3トンネル付近の延長約10.4qで、それらを4班に編成。作業範囲は、1班(茂原班)が茂原市内全線(松ケ枝橋まで)、2班(白子・茂原班)が三途川(松ケ枝橋)から千田信号まで、3班(一宮班)が千田信号から蔵持信号まで、4班(長南班)が蔵持信号から郡界までとし、それぞれ前後見張り役としてガードマンを立てた。
また、道路管理者の長生地域整備センターからは、鈴木晃・維持課長らが立ち会い、パトロール車で巡回しながら作業を見守った。
作業終了後の「解散式」で片岡支部長は、「作業がスムーズに事故もなく実施できたのは、役員や班長をはじめ会員が一丸となって取り組んだからこそ」と労を労ったうえで、「この清掃作業を通じて我々の活動が、地域住民や道路管理者である長生地域整備センターに対して、強いアピールになったと思う。これからも皆さんと力を合わせ、知恵を絞り、支部と我々地元建設業界の発展に努力していきたい」とあいさつし、この日の清掃活動を終えた。
提供:日刊建設タイムズ