北海道建設新聞社
2009/12/07
【北海道】新さっぽろSC駐車場用地で新たな開発計画を公募へ
新さっぽろ駅ターミナルビル「デュオ1・デュオ2」などの建設・管理を担っている札幌副都心開発公社(本社・厚別区、加藤啓世社長)は、商業施設誘致を前提に、暫定利用状態にある新さっぽろショッピングセンターエリアの駐車場用地について、商業系など新たな開発計画の提案を募るプロポーザルを実施する考え。4日の第4回定例札幌市議会代表質問で、中田博幸札幌副市長が明らかにした。
堀川素人氏(改革維新)の質問に答えたもの。
JR新札幌駅を挟む「サンピアザ」と「デュオ」を核とするショッピングセンターは、市の「厚別副都心開発基本計画」に基づき、札幌副都心開発公社が建設・管理などを手掛けている。
駐車場は、シェラトンホテル札幌に隣接する敷地面積約1万m²北駐車場のほか、東駐車場約6400m²、南駐車場約3500m²の3ブロックで構成。
オープン時から約30年間、商業施設の建設誘致を前提とした暫定利用状態にある。この駐車場用地の開発計画が展開されていないため、計画区域全体の事業進ちょく率も66%にとどまっている。
中田副市長は、今後の方向性について「現在、駐車場の(3ブロックのうち)一部を商業系・業務系の両方から、プロポーザル手続きを進める検討をしているが、具体的にはこれから」と答弁。
同公社によると「具体的な内容はこれから詰めるが、プロポーザル募集時期は年明け2、3月ごろになる見通し」としている。