北海道建設新聞社
2009/11/30
【北海道】石油資源開発が苫小牧市沼ノ端にLNG受け入れ基地を建設
石油資源開発(JAPEX、東京都千代田区丸の内1の7の12、渡辺修社長)は27日、苫小牧市沼ノ端に勇払LNG(液化天然ガス)受け入れ基地を建設すると発表した。事業費は「現時点で50億から60億円」(同社広報IR部)を試算し、2010年6月の着工を予定している。
基地建設は、11年度以降の冬季ピーク需要への安定供給対策として実施。LNG内航船輸送でLNGを受け入れる。
基地の主な設備は、LNGタンク(3000`g程度)、LNG気化器、内航船受け入れローディングアームなど。11年秋に完成させ、同11月には第1船を受け入れる予定。建設地は苫小牧市沼ノ端134で、勇払油ガス田がある同社北海道鉱業所敷地内。
勇払油ガス田は、同社の道内唯一の天然ガス供給ソース。需要変動に対して柔軟で安定的な供給体制を構築するには、外部調達LNGを併用することが最善と判断した。