建通新聞社(中部)
2009/11/27
【三重】台風18号被害復旧費に15億円/津市の12月補正予算案
津市は、一般会計に27億5438万円を追加する補正予算案を、30日に開会する市議会定例会に提出する。10月の台風18号による被害の復旧対策費として14億9922万円を主に計上した。補正後、同会計の2009年度累計額は999億8589万円。
台風18号では、市内で道路橋梁、河川、農業用施設、林業施設、農地などで被害があった。これに緊急対応するため市長の専決処分で、災害査定に必要な測量・設計委託費など2億4330万円を既に支出。今回の補正で復旧工事費を計上し対応する。
道路橋梁災害復旧工事費に2億9119万円を計上したほか、河川復旧工に3億9631万円、林業施設に1億9700万円、農地に2億3607万円、農業用施設に1億4734万円、漁港に4000万円、墓園施設には復旧に向けた測量設計調査費500万円を盛り込んだ。また、美杉町下竹原の簡易水道施設復旧工に300万円を計上した。
このほか、今補正で盛られた建設関係予算は、▽片田地域安全安心施設整備に伴う倉庫など解体工=574万▽林道維持管理工(中畑線)=3780万▽道路新設改良工(井生波瀬線)=5000万▽街路改良工(上浜元町線)=3265万▽公共下水道事業実施設計委託=1656万▽同事業浸水想定区域図作成=6000万―など。