建通新聞社四国
2009/11/24
【香川】大内白鳥BPなど整備促進 地整の10年度概算要求
国土交通省四国地方整備局の足立敏之局長は17日、香川県庁を訪れ、2010年度の直轄事業を中心とした概算要求を説明した。道路事業では、10月に凍結となった四国横断自動車道鳴門〜高松市間の4車線化事業を「検討中」であることを説明。国道11号大内白鳥バイパスは18億円から22億円の事業費で白鳥西や湊地区改良などを進める意向を示した。河川事業では土器川改修に09年度並み(4億2300万円)の事業費を見込み、局所洗掘対策を推進する。国営讃岐まんのう公園整備も09年度並み(6億6000万円)の事業費で、健康ゾーンや自然活用ゾーン整備を推進する。港湾・空港関係事業は、事業見込み額を示さなかった。
道路改築事業では、国道11号大内白鳥バイパス、同豊中観音寺バイパス、国道32号猪鼻道路、同綾南・綾歌・満濃バイパスの整備を促進する。
大内白鳥バイパスは、18億円から22億円程度の事業費で白鳥西、湊地区改良、与田川橋下部工などの工事と用地買収、調査設計などを促進する。
豊中観音寺バイパスは、4億円から6億円程度の事業費で調査設計や用地買収を予定している。
猪鼻道路は1億円から3億円程度で財田地区改良を推進する。
同綾南・綾歌・満濃バイパスは、丸亀市綾南町岡田からまんのう町羽間まで2・2`を10年度に供用するとともに、土器川橋上下部工事を促進、まんのう町羽間から吉野下まで1・2`を12年度の供用を目指す。供用までの必要事業費は5億円から6億円程度を見込んでいる。
交通事故重点対策では、1種事業で国道11号の9カ所、30号の1カ所、32号の3カ所で事業を促進する。2種事業では、11号、30号、32号、319号で道路照明や防護柵工事などを促進する。
河川事業では、土器川改修事業で局所洗掘対策を促進。事業費3億3000万円から4億3000万円を見込んでいる。
国営讃岐まんのう公園整備は6億6000万円から5億9400万円の事業費を見込み、健康ゾーン(園路舗装、トイレ建設、防護柵設置、放送設備など)で工事を行うとともに、自然活用ゾーンで園路や構造物の設計を予定している。
港湾・空港関係事業では、10年度予定事業費は示さなかった。
事業では、港湾整備事業で高松港朝日地区多目的国際ターミナル建設を推進。高松港海岸保全施設整備は、玉藻地区の事業を完了させる。
空港事業では、高松空港誘導路改良工事を促進する。