建通新聞社(中部)
2009/11/18
【岐阜】基本計画策定を大日コンサルに委託/岐阜大学医学部の跡地整備
岐阜市は12日、岐阜大学医学部の跡地利用整備について、基本計画策定業務を大日コンサルタント(岐阜市)に委託した。契約期間は2010年3月26日まで。具体的な時期は決まっていないが、今回策定する基本計画をもとに、設計者を決めるためのプロポーザルを実施する方針だ。
市は跡地利用について、@市民活動・交流機能A協働社会の推進機能Bまちの活力を生み出していく機能C行政機能―を複合的に持った施設イメージを想定。第1段階で@とA、第2段階でBとCの機能を念頭に置いた整備を方針としている。
具体的には、図書館やさまざまな情報を提供する機能を持つ情報センター、市民活動を支える文化会館的機能、レストラン、コンビニなどの利便施設のほか、行政機能としては周辺公共施設の移転再配置を検討。民間活力を導入したまちなか居住の推進なども視野に入れ、周辺地域も含め大きな相乗効果を生み出すことを狙っている。
今回の業務で、第1段階で整備する情報センターを中心とした施設の在り方や配置案、省エネルギー設備に関するプラン、管理運営手法などについて、基本計画策定委員会や市民の意見を交えながらまとめる。
岐阜大学医学部跡地は、司町と美江寺町2丁目の敷地約3・1fが対象。既設建物の解体は終わっており、現在は追加の土壌調査を行っているところ。問題がなければ、09年度末をめどに岐阜大学から市が土地を購入する予定になっている。