建通新聞社四国
2009/11/10
【徳島】近日中に設計外注 旧徳島東工高など解体
徳島県は、旧徳島東工業高校と旧宍喰商業高校の校舎解体に伴う設計を近日中にも外注する。履行期間はともに約4カ月を見込んでおり、2009年度中の完了を予定。学校周辺への説明なども必要となるため、解体工事への着手は10年度となる見通し。
旧徳島東工業高校の主な校舎は、鉄筋コンクリート造5階建て3852平方bの第3棟をはじめ、同造4階建てが3棟、同造3階建てが4棟など、鉄筋コンクリート造が総延べ約1万2500平方b。このほか、各種実習棟、体育館、武道場など鉄骨造が延べ約2257平方bあり、その他の付属施設を含めた解体施設の総延べ床面積は約1万6600平方b規模を見込んでいる。施設の総面積は約2万平方b。敷地面積は約2・8fで、このうち約0・9fが県有地、残る約1・9fが徳島市の所有地となっており、同敷地内を更地にする。同校は、08年度末で閉校し、09年度から徳島工業、水産高校とともに新設した徳島科学技術高校へと移行。これまで閉校後の活用方法が検討されてきたが、現在のところ、解体後の用途は未定となっている。所在地は徳島市大和町2。
旧宍喰商業高校の規模は、鉄筋コンクリート造の校舎が総延べ約4600平方b(教室棟4階建て延べ2454平方b、管理・教室棟3階建て延べ1161平方b、特別教室棟3階建て延べ615平方b、廊下棟2階建て延べ387平方b)。このほか、鉄骨造の体育館(2階建て延べ905平方b)、武道館(平屋496平方b)、自転車置場4棟(平屋215平方b)などが約850平方b。点在するコンクリートブロック造の施設約180平方b分などがある。
同校も、04年4月に開校した海部高校に旧日和佐、旧海南高校とともに再編統合されたことに伴い、06年3月で閉校。跡地利用については、さまざまな検討が重ねられているものの、現時点では解体後の用途は未定となっている。9月補正予算では、両校ともに跡地の有効活用を図るとともに、周辺住民等への安全・安心を確保する目的で、合わせて5億8000万円の事業費を計上。徳島東工業高校は現時点の目安として約2億8800万円、宍喰商業高校は約9500万円の解体工事費用を見込んでいる。