東北地方整備局は「福島裁判所(09)建築その他工事」の技術提案型総合評価方式(入札時VE)一般競争を、6日付で公告した。
WTO・入札ボンド対象案件。単体または経常JVによる入札で、参加申請期限12月7日、22年1月21日開札予定。
建物の老朽解消と土地の有効利用、裁判員制度への対応のため、福島市花園町にある現在の福島地方・家庭裁判所を集約合同化して、家庭裁判所敷地内に建て替える。敷地西側の地裁庁舎前に家裁の仮設庁舎を建設した後、現在の家裁建物等を解体し新庁舎を建設。新庁舎完成後に仮設庁舎と地裁の既存建物を解体する。設計は梓設計(品川区)。
対象者は「建築工事」資格登録者(客観点1200点以上)で、技術要件として単体、経常JVの1者に対し、6年度以降に@SRC造地上4階、地下1階以上A延べ面積6000m2以上の庁舎、事務所等新営工事の元請施工実績を求めている。
総合評価は@構造躯体の品質確保(加算点最上位者20点)A外壁工事の品質確保(同15点)のほか、福島市新庁舎工事と輻そうした工事で、住宅も密集していることから「施工における公衆災害等の防止対策」(加算点最大5点)について技術提案を受ける(施工体制評価点最高30点)。
福島建設工業新聞社