北海道建設新聞社
2009/11/04
【北海道】道が10年度に一般競争でシューパロ発電所建設
道企業局は、2010年度に夕張川のシューパロ発電所建設を条件付き一般競争入札で公告する方針だ。発電機の導入には標準型総合評価方式を採用し、09年度中に開く総合評価審査委員会で参加要件や審査方法、落札者決定基準などを決定する。建設費は67億円を試算。10年度は発電機と発電機を格納する建築物などを整備する。工期は3カ年を見込み、10年夏の着工を目指す。
このほど、発注に関する技術資料作成業務を北海道建設技術センターに委託した。
発電機の発注は、施設の運転や維持管理などを受注企業の裁量に任せ提案を求める性能発注方式を採る方針だ。
シューパロ発電所は、発電能力2万6600`hの水力発電施設。石狩川開建が建設する夕張シューパロダムの完成に伴って水没する、道企業局の二股発電所(同1万4700`h)の代替施設となる。
施設は、ダム下流にRC造、地上2階、地下3階の建築物を整備し発電機1基を設置する。設計は北電総合設計が07年度に4880万円で受託している。