建通新聞社四国
2009/10/27
【高知】上期執行率は88・7%で総額297億 県土木部
高知県土木部は、2009年度当初予算分と08年度からの繰越分を合わせた公共事業等のうち、9月末までに契約した上半期の執行率が88・7%となったことを9月定例県議会の総務委員会で明らかにした。上期の執行総額は297億7106万円で目標額を3億0880万円上回った(目標額対比では101%の発注率となった)。また、7月補正予算を含む発注率(事務費、直轄負担分、維持工事、地域の安全安心推進事業は含まず)は、上半期で68・6%となった。
県では、国が過去最高水準の前倒しとなる8割を目指すとしたことを受けて、当初予算分と08年度からの繰越し事業は上半期に可能な限り前倒しを行う方針を打ち出していた。
早期発注のベースとなった事業費は、08年度からの繰越分と09年度当初予算の公共事業等事業費から特別な事情のあるものなどを除いた個所付け予定額の415億3942万円のうち、目標額として294億6226万円を設定していた。
土木事務所別の上半期の契約金額と発注率は、安芸土木事務所が33億7131万円で82・8%、中央東土木事務所が40億7344万円で91・2%、高知土木事務所が36億3650万円で81・1%、中央西土木事務所が45億7335万円で84・7%、須崎土木事務所が43億1888万円で91・6%、幡多土木事務所が65億6008万円で86・3%、高知駅周辺都市整備事務所が14億9458万円で93・7%、主管課が17億4287万円で141・2%だった。
下半期には、7月補正分の残額と9月補正分、当初・08年度繰越分の中から未発注となった工事を順次発注する見通しとなっている。