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建通新聞社四国
2009/10/13

【愛媛】来年度に本格始動 東温市の志津川地区区画整理

 東温市は、将来の住宅需要へ対応するために計画している志津川地区土地区画整理事業で、対象地区の市街化区域編入について県の認可決定を受けた。10月下旬には、土地所有者や借地権者からなる「志津川土地区画整理組合」の設立認可と事業認可を県へ申請する予定で、決定されれば2010年度から測量設計に入るなど、事業を本格始動させたい考えだ。
 愛媛大学医学部に隣接する志津川地区は、周辺にこれら文教施設や商業施設が立地。さらに伊予鉄道の駅や幹線道路があって生活や交通の便が良く、松山市のベッドタウンとしても人口の増加が見込まれる。そのため今回、土地区画整理事業による都市基盤が計画された。
 事業計画によると対象面積は23・1fで、土地利用計画の内訳は公共用地が6・3f、民地が14f、保留地が2・8f。地区内には、区画道路(延長約7800b)や公園・緑地(面積約7200平方b)も整備する。
 市は手続きが順調に進めば、測量・設計に続いて11年度の着工、13年度の工事完了を目指す方針。
 事業着手に向けては、05年度に基本設計、06年度に事業認可設計などを、それぞれ南海カツマに業務委託して行ったほか、07年度には事業説明会などを開催した。
 さらに都市計画法に基づいて、市街化区域編入のほか、事業決定や第一種中高層住居専用地域への用途変更、下水道の変更(排水区域編入)といった手続きも進めてきた。
 これらの内容は産業建設部まちづくり課で縦覧しているほか、市のホームページにも掲載している。