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北海道建設新聞社
2009/10/07

【北海道】神戸物産、むかわ町で農作物加工施設新築へ

 全国で業務スーパーを展開する神戸物産(兵庫県稲美町中一色883、沼田昭二代表取締役会長兼社長)は、むかわ町汐見の所有地に延べ約4000m²規模の農作物加工施設を新築する。現在、自社で基本設計を進めていて、完了後に実施設計を外注。2010年度の着工を予定している。
 所有地内で栽培した大豆やジャガイモなどの農作物を原料に、全国約500カ所のスーパーで販売する加工食品を製造する。
 同社は08年10月、農業生産法人の神戸物産エコグリーン北海道(むかわ町生田582の5、太田雄二代表)を設立。09年3月に、当時道有地だったむかわ町汐見の旧苫東関連住宅団地用地約231haを取得し、今春から農作物の栽培を開始した。
 10年度の着工に向けた作業は、現地の農業生産法人が中心となって取り組む。新築する工場の機能をめぐっては、フライドポテトの生産工場とする案が有力だったが、生産ラインに必要な機器の国内調達が難しいことや、ジャガイモの収量がまだ十分でないといった理由から一度白紙に戻し、検討を進めている。
 農業生産法人の太田代表は着工時期について「冬場を考慮し、10年度中のそう遅くない時期にと思っている」と話している。