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建通新聞社四国
2009/10/06

【愛媛】今月30日に入札 西予市の新庁舎建築

 西予市は、新庁舎建設の建築工事、電気設備工事、空調設備工事について、それぞれ事前審査型制限付一般競争入札を公告した。入札参加資格確認申請書については10月16日までの持参による提出を求めている。入・開札は10月30日。建築工事の入札参加対象は、3者構成の特定建設工事共同企業体(JV)としている。
 建築工事の入札参加資格としては、JVの代表者には格付けが建築一式工事A等級で四国内に本店か営業拠点があることを要求。そのほかのJV構成員は、愛媛県内に本店か営業拠点を置く同A等級の業者としたうえで、市内業者に限っては同B等級でも可としている。さらに各構成員に対して、過去10年間の施工実績などに関する要件を設定している。
 一方、電気と空調の各設備工事の入札資格要件としては、それぞれに係る工種の格付けがA等級で、愛媛県内に本店か営業拠点があることのほか、過去10年間の一定の施工実績なども求めている。
 予定価格は、建築工事が15億8000万円、空調設備が3億3900万円、電気設備が3億円。
 新庁舎は旧中央公民館の跡地(宇和町卯之町)を含む敷地に建設する。規模は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造6階建て延べ7257平方b。
 施設内は1階ロビーを吹き抜けとし、隣接する保健センターとは内側から行き来ができるようにする。さらに高齢者や障害者らへの利便性を考慮し、多機能トイレを配置するなどユニバーサルデザインを採用したほか、バイオマスタウン構想のモデル施設として木質ペレット空調を設置するなどの特徴を持たせる。
 庁舎の完成後には、現本庁舎棟を解体し、跡地を駐車場とする。
 工期は2011年4月4日まで。建築設計は東畑建築事務所(大阪府)が担当。