建通新聞社四国
2009/10/06
【徳島】10年度着工視野に検討 JA徳島厚生連の阿南共栄病院建て替え
JA徳島厚生連は、運営する阿南共栄病院(阿南市羽ノ浦町中庄 三宮建治院長)(写真)の耐震化に伴う建て替えを計画している。医療施設耐震化特例交付金を活用して新棟1棟を除くほぼ全面的な建て替えを視野に入れており、資金計画を含めて慎重に検討を進める考えだ。同交付金は2010年度中の着工分が対象となっているため、当面はこれを目標に計画を進めることになる。
既存施設の総延べ床面積は約2万4000平方b。新棟以外の旧棟はすべて新耐震基準以前の建設で、一番古いものは40年以上が経過している。現在の病床数は343床。建て替え後の延べ床面積は同規模〜3万平方bまでを想定しており、病床あたりの床面積を増やすことを計画している。現在のところ、現在地での建て替えを中心に検討を進めており、駐車場などの敷地を利用して、新築してから既設部分を解体する手法をとる方針。工期は2年程度を見込んでいる。概算では、事業費が100億円規模となるため、慎重に計画を進めることになりそうだ。