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日刊建設タイムズ社
2009/09/18

【千葉】アクアライン活用で地域づくり戦略/県商工労働部 道路網整備、新手法で公的工業団地検討

アクアライン活用戦略本部(県商工労働部経済政策課)は、「東京湾アクアライン活用戦略−基本方針」を策定した。東京湾アクアラインの通行料金引き下げを活用して、地域づくりに取り組んでいくための基本的な考え方を示したもので、施策の方向として@観光の振興A拠点地域の整備促進B圏央道沿線地域等への企業立地の促進及び地域産業の振興Cアクアライン関連道路網の整備促進、を掲げている。

通行料金の引き下げにより東京湾アクアラインの利用が増大し、交流人口の増加や立地優位性の向上などが期待されていることから、これらの効果を最大限に活用して、市町村や関係団体などと連携し、圏央道の整備状況を見据えながら、観光の振興、かずさアカデミアパーク等の整備、企業立地の促進及び関連道路網の整備に重点的に取り組み、県内経済の活性化や地域の振興を図っていく。

施策の方向では、かずさアカデミアパークの立地環境の整備を図るとともに、金田地区において土地区画整理事業の推進を図る。また、企業誘致に戦略的に取り組むとともに、企業の立地環境の整備などを進める。さらに、圏央道、館山道などの整備を促進するとともに、これらを補完する地域高規格道路や国道・県道などの整備を進め、渋滞個所の緩和など観光エリアへのアクセスを強化する。

具体的な事業については、今後、総合計画等と整合を図りながら「行動計画」を策定する。観光地におけるトイレや駐車場、道路整備など早期に取り組む必要があるものについては、9月補正予算案に計上し迅速に対応していく。

提供:日刊建設タイムズ