建通新聞社四国
2009/09/15
【香川】11月にも発注 江藤水管橋耐震補強・県水道局
香川県水道局は、11月ごろ財田川に架かる江藤橋水管橋(観音寺市)の耐震補強を発注する。2009年度は下部工の耐震補強を行い、10年度に上部工となる送水管の新設と補修を行う計画。同局では今後、5カ年程度をかけて県内48橋の水管橋の耐震補強を行う方針。
県内には49橋の水管橋があるが、耐震補強がなされているのは07年度に行った城山水管橋(坂出市)のみ。
耐震化が進まなかった要因には、08年度まで水道施設の耐震対策は国庫補助対象となっていなかったことが大きい。
だが、5月の国の経済危機対策に伴う補正から耐震補強工事が国庫補助対象となったのを受け、水道局では今後、5カ年程度をかけて残る県内48橋の水管橋の耐震補強を推進する方針。
補助期間は不透明なものの今後、耐震補強工事が5カ年程度補助対象となる見込みから県水道局は、老朽度合いや給水量などの重要性から優先順位などの耐震化計画を策定、09年度には江藤橋水管橋のほか香東川水管橋(高松市香南町)、白髪淵水管橋(丸亀市綾歌町)、三反地水管橋(三豊市高瀬町)で耐震化対策を行う。江藤橋水管橋ほかの3橋は9月10日に入札済み。
江藤橋水管橋の橋長は283b、橋台2基、橋脚5基。09年度に下部工の肉厚化を図る。工法は設計の中で煮詰められる。10年度予定の上部工では、2本ある鋼管送水管のうち口径500_を取り替え、600_を補修する。場所は観音寺市本大町。
現在、設計を五星(三豊市)で11月20日までの期間で進めている。