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建通新聞社四国
2009/09/15

【徳島】投資的経費は59億 県が9月補正予算案概要を公表

 徳島県は11日、県議会9月定例会(9月18日〜10月19日)に提案する9月補正予算案の概要を明らかにした。一般会計の補正額は138億6034万円。当初以降の予算を合わせた9月現計予算は4966億5921万円で、前年度9月現計比8・1%の増となっている。
 一般会計の投資的経費は59億3143万円を補正。これを合わせた9月現計の投資的経費は、前年度9月現計比22・1%増の1020億9770万円となる。内訳は、補助事業の補正額が57億3140万円で、9月現計643億3172万円(同比47・2%増)。単独事業は2億0002万円を補正し、9月現計130億2646万円(同比28・1%減)となっている。
 今回の補正は、5、6月の両補正予算に引き続き、▽新成長戦略の展開(低炭素型社会への対応)▽少子高齢化を見据えた社会福祉の充実▽安全・安心への着実な取り組み▽独自施策の加速化─の4つの柱により編成。新成長戦略とした環境面では、県本庁舎へのLED照明・太陽光発電設備導入などグリーンニューディール推進事業1億2500万円を盛り込んだほか、アスティとくしまなど観光施設の施設改修(8億2578万円)など県有施設・設備の省エネ化を推進する。
 社会福祉面では、特別支援学校環境整備推進事業(1億8000万円)として3養護学校の教室棟を増築、介護施設・設備の整備を助成する介護基盤緊急整備等臨時特例基金(3億4169万円)を設ける。この基金は、安全・安心への取り組みとして、社会福祉施設等でも同種の基金事業(12億1211万円)を整備。このほか防災面では、安全・安心な学校跡地整備事業(5億8000万円)として、旧徳島東工業高校と旧宍喰商業高校を解体、医療施設や伝統的木造建築物の耐震化を支援する取り組みも開始する。
 県独自施策の推進では、建設情報共有化推進事業として、電子納品の推進をにらんだ工事基礎情報システムの強化などを実施。また、マリンピア沖洲の海上コンテナターミナルを赤石地区に移転する国際海上コンテナターミナル整備事業(8億円)も盛り込んだ。このほか、建設関連の主な補正は(▼は新規)次の通り。
 ▽省エネルギー鉄道車両導入促進事業1600万円▼文化拠点リフレッシュ事業4億3500万円▼工業技術センター産業テストベットプロジェクト1億8500万円▼スポーツ文化創造リニューアル事業6億5000万円▼非常用信号機電源付加装置整備事業1650万円▽安心こども基金1億5595万円(積立金3億5990万円)▼全国瞬時警報システム整備事業2億5425万円▼木製ガードレール等整備事業4000万円▼農林水産総合技術支援センターICT省エネ施設整備モデル事業8378万円