匝瑳市は、11日に開会した9月定例市議会に、一般会計13億5000万円を追加する補正予算を上程した。補正後の予算総額は141億2175万円となる。補正予算は、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金充当事業が13事業2億2311万円、地域活性化・公共投資臨時交付金充当事業が2事業で総額8億6716万円、地域連携緊急道路整備事業が1億4000万円など、大半が国の補正予算を活用した事業で占められている。
補正予算による主要事業では、光ブロードバンド施設整備工事費8億4000万円、地域連携緊急道路維持事業1億4000万円、庁舎空調設備改修事業8689万円、安全安心な学校施設整備事業6585万円、学校ICT環境整備事業2272万円など。
光ブロードバンド施設整備は、地域間の情報格差を是正するため、市内のブロードバンド未整備地域に光ファイバーケーブル網を整備し、市内全域でブロードバンドが利用できるようにする。ケーブルの総延長は約385kmを見込み、工事は09−10年度の2か年で実施し、10年度中のサービス開始を目指す。事業はプロポーザルによる設計・施工一括方式を予定し、予算可決後にプロポーザルを公告する。
また、(仮称)合併記念公園には実施設計費を計上した。合併記念公園は、市役所北側に隣接する市有地約3haに防災機能を備えた多目的広場を整備する計画。市役所に隣接する立地条件にありながら現況荒地になっているため、土地の有効活用を図り、公園を整備することになった。
提供:日刊建設タイムズ