建通新聞社四国
2009/09/11
【香川】年内に基本設計外注 県の青少年センター建替
香川県県民活動・男女共同参画課は、高松市国分寺町の青年センターを建て替えるため2009年中に基本設計と地質調査を外注する。規模や施設内容など新施設の基本方針を検討しており、煮詰まれば建築課から発注される。今回建て替えが計画されているのは体育館を除く管理・宿泊施設。
同施設はグラウンドや体育館、講堂、大小会議室、宿泊施設などを備え、県内外の青少年団体に幅広く活用されており、年間6万人の利用者がある。
建物の老朽化などから存続の可能性などが検討されてきたが、2月定例県議会で真鍋知事が「代替施設がないため、現在地での建て替え」を表明していた。09年度は基本設計と地質調査を実施するため、6月補正予算で調査費1090万円を計上したが、次年度以降の事業計画は未定。
現有施設は1960年に鉄筋コンクリート造3階建て延べ881平方bの東館が建設され、63年には大小会議室を備える西館(鉄筋コンクリート造平屋247平方b)、66年には宿泊機能を増設する中館(同造3階建て延べ942平方b)が建設されたほか、86年には体育館(同造2階建て延べ1283平方b)が整備された。
今回建て替えが計画されているのは体育館を除く施設で、体育館については老朽化に伴う雨漏れ対策として屋根改修を行う。設計は宮脇建築設計事務所(高松市)が9月30日までの期間で進めている。