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建通新聞社四国
2009/09/06

【愛媛】最終計画案まとまる 八幡浜港振興ビジョン

 八幡浜市の八幡浜港振興ビジョン整備実行委員会は、同ビジョンのうちフェリーターミナル関連施設エリア(沖新田の約3・7f)について、フェリーターミナル、飲食館、物産館、観光魚市場の設置を柱とする施設整備の最終計画案をまとめた。9月9日に大城一郎市長に答申する。市は計画が決定すれば、それに基づいて2010年度に実施設計を行いたい考えだ。
 計画案によると、施設の規模はフェリーターミナルが3階建て延べ2381平方b、飲食館が2階建て延べ1043平方b、物産館が平屋480平方b、観光魚市場が2階建て延べ1297平方b。これらの施設には公設民営方式を採用、市は出店者との協議などを進めることになる。
 施設の構造や詳細な内容については、出店者の意見などを参考にして、実施設計の段階で決めることになる見通し。11年度の整備完了、12年度の開設を見込んでいる。
 市は同エリアで、すでに埋立工事などを行っているほか、下半期発注計画によると大島への定期船が接岸する浮桟橋(延長25〜30b、幅10b程度の箱型1基)、連絡橋(延長15b以上の可動式)、照明灯の整備に着手する予定。さらに港湾整備交付金事業として、フェリーターミナルと物産館を分離する形で公共ふ頭関連施設(出島)方面に延びる臨港道路(延長240b、幅員14・5b)の整備も、09年度中に開始する。
 また、フェリーターミナル関連施設エリア隣の市場関連施設エリア(約3・5f)では新魚市場の整備を計画。規模は鉄骨造平屋一部2階建て延べ約7000平方bで、1階が陸揚げ・選別・競り場、仲買人集荷場など、2階が事務所になる。10年度には詳細設計に入る予定で、11〜12年度の施工、13年度の完成を予定している。
 基本設計は、漁港漁場漁村技術研究所が担当している。