トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北海道建設新聞社
2009/09/04

【北海道】道水産林務部が技術者表彰を全道に拡大へ

 道水産林務部は、後志支庁が取り組んでいる工事を受注した企業の技術者を表彰する制度を、道内全域に拡大する方針だ。各地の支庁と森づくりセンターに対して意向を確認したところ「2010年度からの導入を見据え準備する」という回答が半数を超えた。表彰を受けた技術者の有無を、総合評価方式の加点要素とすることも視野に入れている。
 表彰制度は、技術力を備えた企業の育成と、企業が造り上げる成果品の品質確保を図る観点から導入を検討している。
 他の発注部局では、農政部が6月末に道内一律での表彰実施を決定。1月から12月末までに、各支庁が発注した工事の施行成績を勘案して対象となる技術者を選び、3月末まで、各支庁で順次表彰式を行う方針を固めた。総合評価方式の加点要素とすることに関しては、評価基準や配点枠などを決めるための検討を現在進めている。
 水産林務部は、農政部の仕組みをほぼすべて踏襲。各地の支庁が発注する森林土木、水産土木の各工事と、森づくりセンターが発注する森林土木工事の出来栄えなどを基に、表彰する企業の技術者を決める考え。10年度から制度を導入する支庁は、来年1月から12月末までの発注工事を評価の対象とする。
 水産林務部が8月末までに支庁の林務課、水産課、森づくりセンターに対して、制度導入の意向を確認したところ、石狩、桧山、空知、上川、留萌、網走、胆振、日高、十勝の9支庁が、導入に前向きさを示した。今後、全道一律での実施となった段階で、表彰を受けた技術者の有無を総合評価方式の加点要素とする方針だ。