香取市は、市内にある学校給食センターを統合整備する。今年度で実施設計を委託し、来年度で着工する。工事は10−11年度の2か年で、12年度の供用開始を目指す。実施設計は長妻建築設計事務所(千葉市中央区鶴沢町19−9)に1180万円で委託した。委託工期は10年3月15日。設計は外構、設備を含む一式。設計費、建設費を含めた総事業費は約11億円を見込む。
新センターの建設場所は、既存の小見川学校給食センターの隣接地で小見川5215番地先。敷地は市有地で面積約4000u。施設規模はRC造2階建て延べ約2500u(建築面積約2400u)を見込む。供給食数は5000食を予定。小見川学校給食センターが約2000食を供給し、全体で約7000食を供給する計画。新センターと小見川学校給食センターで市内の全小中学校に給食を提供する。また、需要がなくなれば、既存の小見川学校給食センターは廃止する。施設は管理部門と調理部門を区分し、調理方式は「ドライシステム方式」を採用する。
同市の学校給食はセンター方式で実施し、小見川学校給食センター(小見川5211)、佐原学校給食センター(佐原イ1800)、山田学校給食センター(府馬3429−8)、栗源学校給食センター(岩部3458)の4か所で全小中学校に学校給食を提供している。統合整備は、佐原学校給食センターの老朽化や食の安全確保、環境への配慮、運営面の効率化などから実施することになった。
佐原学校給食センターは1972年度の竣工で延べ1090u。供給食数は小学校13校と中学校5校に1日約3800食。小見川学校給食センターは98年度の竣工で延べ約918u。供給食数は小学校6校と中学校1校、幼稚園1園に1日約3000食。山田学校給食センターは83年度の竣工で延べ約736u。供給食数は小学校5校と中学校1校に1日約933食。栗源学校給食センターは95年度の竣工で延べ約566u。供給食数は小中学校それぞれ1校に1日約401食。
日刊建設タイムズ