建通新聞社(中部)
2009/08/27
【三重】南海カツマで予備設計に着手/一志美杉線の室口地区BP新設
三重県津建設事務所は、主要地方道一志美杉線の「室の口」地区で、バイパスを新設するため道路予備設計に着手した。設計は南海カツマ(津市)に委託した。設計工期は70日間。この予備設計でルートを検討する。引き続き、2009年度内に地質調査や詳細設計を発注する予定だ。
津市一志町波瀬を通過する一志美杉線は、幅員が狭く、大型車両のすれ違いが困難な状況。計画中の津市の最終処分場へのアクセスルートとなることなどから、円滑な交通の確保と地元の交通安全を図るため、改良することが求められていた。
室の口地区の現道は波瀬川に並行し、沿線には家屋が連たんしているため、拡幅は困難。このため同事務所は、現道の南側にバイパスを新設することを計画した。
バイパスは、井ノ倉橋付近で分岐し、波瀬川を再び渡って現道に接続する計画。計画延長は1・2`、計画幅員は7b(2車線)。予備設計では、具体的なルートを検討し、土地の権利調査も行う。想定するルートの範囲内には山地も含まれる。