銚子市は、12年度を目標に新学校給食センターを整備する。PFI方式も視野に入れ、今年度で「新学校給食センター整備事業PFI可能性調査業務」を委託した。委託業務では、事業手法の選定とともに建設候補地の比較検討を併せて行う。年内に候補地を絞り込み、PFI方式の導入の可否を決定する。調査は建設技術研究所(東京都中央区日本橋浜町3−21−1)が担当。委託金額は220万円(消費税抜き)。委託工期は今年12月28日。
PFI方式を採用する場合には、来年度でアドバイザリー業務を委託するとともに実施方針を策定し、事業者を募集する。また、従来方式の場合は来年度で実施設計を完了させ、11−12年度の2か年で整備する。施設規模は日量約5500食で計画している。
建設場所については、市内の市有地5か所を候補地に選定し、調査の中で比較検討を行い決定する。候補地は市有地が2か所、民有地3か所。
同市の学校給食センターは、南小川町地先にある第1調理場と四日市場地先にある第2調理場がともに老朽化していることから統合し、新たな施設を整備する。学校給食は市内の全小中学校と市立幼稚園に1日約6000食を供給している。
第1調理場は1973年度の建設で、施設規模はRC造平屋(一部2階)建て延べ約1814u。給食の供給先は、清水小、飯沼小、明神小、春日小、高神小、双葉小の小学校6校と、第一中、第二中、第三中、第四中の中学校4校、それに清水幼稚園、春日幼稚園の計10校2園。
第2調理場は1968年度の建設で、施設規模はS造平屋建て延べ約731u。給食の供給先は、本城小、海上小、船木小、椎柴小、猿田小、豊里小、豊岡小の小学校7校と、第五中、第六中、第七中、第八中の中学校4校、それに本城幼稚園、海上幼稚園、船木幼稚園、椎柴幼稚園、豊里幼稚園の計11校5園。
なお、委託業務は6月26日に指名競争入札を行い決定した。参加業者は建設技術研究所のほか、パシフィックコンサルタンツ、長大、佐藤総合計画、日建設計シビル、三菱地所設計の5社が参加し行われた。
日刊建設タイムズ