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日刊建設タイムズ社
2009/08/24

【千葉】RC耐震壁増設やバリアフリー化を/八千代市 市民会館リニューアルで桂設計が改修案 

 八千代市は、市民会館のリニューアルに伴い「市民会館耐震補強基本設計及び大規模改修整備計画」の策定業務を桂設計(東京都新宿区市谷田町3−8)に委託していたが、このほど同設計から中間報告として改修案が示された。同市は「市民会館あり方検討委員会」の第2回目を開き、委員会に改修案の内容を報告した。
 改修案は、鉄筋コンクリートによる耐震壁の増設やバリアフリー対策などを提案している。今後、改修案を検討し、来年3月末までに整備計画と基本設計をまとめる。第3回目は11月中旬の開催を予定。全体の事業スケジュールは、来年度で実施設計を行うとともに工事に着工し、10−11年度の2か年で整備する計画。
 市民会館は73年8月の竣工で、建設後35年を経過し、建物及び設備の老朽化が進んでいる。既存施設の規模はRC造地下1階地上3階建て延べ約6699.83u(建築面積約3838.94u)。敷地面積は約2万1596.66u。客席は、大ホールが1260席(1階990席、2階270席、車イス用スペース5席)、小ホールが457席(車イス用スペース2席)。駐車場は一般車156台、身障者用2台。既存施設の設計は桂設計、施工は竹中工務店が担当。88年には大規模改修工事を実施している。
 あり方検討委員会は、市民ニーズに対応した施設のあり方や老朽化が懸念される既存施設の長寿命化を目指した整備計画を策定するため、今年4月に設置された。委員は、公募による市民代表1人、利用団体代表1人、学識経験者2人、指定管理者の財団法人八千代市文化・スポーツ振興財団代表1人、市関係職員2人の計7人で構成。 
日刊建設タイムズ