建通新聞社(中部)
2009/08/12
【愛知】プロポで安井を特定 日進市「竹の山地区新設校」の設計
日進市は、「竹の山地区新設校建設」の基本設計などを含めた設計業務について、プロポーザル方式で選定を行った結果、安井建築設計事務所名古屋事務所(名古屋市中区)に特定し、契約した。設計工期は2010年3月19日。09年度内に基本設計を完了させ、10年度に詳細設計に着手する。
新設校の建設地は、岩崎町内の竹の山南部特定土地区画整理事業(施行期間・1993〜09年度)地内の椙山女学院大学と東邦ガス日進供給所に挟まれた約4fの丘陵地。同地区の今後の人口増に対応するため、小・中併設の学校を建設する。
今回の設計業務は、基本設計(基本設計図面および概算内訳書)、外構基本設計、造成計画、その他必要な周辺影響調査など。規模など詳細は今後の設計の中で詰める。造成、整地までは、同土地区画整理事業として組合が行う。10年度以降に建設し、13年4月の開校を目指す。
今回のプロポーザルでは、技術提案書を提出した17者から第1次審査で5者に絞り込み、7月8日に行った第2次審査を経て候補者を特定した。特定された事務所以外の4者は、INA新建築研究所、岡田新一設計事務所、大建設計、日総建。
特定された安井建築設計事務所の提出案に対しての講評は、「中庭を中心とした回遊性のあるプランが特徴」「体格差への配慮や、小中でのクラスの雰囲気を意図的に変えようとしていることも高い評価」などの意見が挙げられた。