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インタビューに応じる市田理事長(左) |
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(財)滋賀県建築住宅センター(市田重昭理事長)は、7月に開設10年目を迎えた。長期優良住宅に係る技術的審査の取扱がスタート。今秋には住宅瑕疵担保履行法の本格施行を控える。市田理事長に現在までの取組や今後の抱負について語ってもらった(聞き手=本紙記者・地家祐子)。
●センターさんは、この7月で開設10周年を迎えられましたね
そうです。ありがとうございます。おかげさまで、当センターは、この7月で、開設10年目を迎えることが出来ました。
平成12年7月に、草津市役所旧庁舎の1室をお借りし、大津・湖南地域を業務区域として業務を開始しました。
当時は、常勤役員2、職員5、士会派遣2、計9名体制でした。
現在は、滋賀県下全域ですべての建築物の確認をはじめ、県民の安全で安心なまちづくりをめざし草津・大津・彦根・近江八幡・甲賀の事務所で、全役職員数は47名という体制で業務を行うまでになりました。
これも、ご利用いただいています皆様、歴代の役員、諸先輩の方等々に支えられてであり、そのおかげでの10年目でございます。
●なにかキャンペーンをされていますか?
特別なことではありませんが、7月から9月までの3ヵ月間は日頃のご愛顧と感謝の意をこめて、ポイント3倍増のサービスをご用意してお待ちしています。
また、ノベルティとして「10周年の感謝」と「まもりすまい保険」の2種類の竹製うちわを作成し、窓口でお配りしています。
●長期優良住宅に係る技術的審査を始められましたね
「長期優良住宅」は長期にわたって良好な状態で循環利用できる質の高い住宅のことで、従来の「建てては壊す」というフロー型消費から、地球に優しい「質の良いものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」というストック型消費への転換を目指すものです。
当センターでは、その技術的審査を、7月1日より取扱開始しています。
●この秋から、住宅瑕疵担保責任保険が本格化しますね
平成21年10月1日以降に、引き渡しを受ける新築住宅には、供給する建設業者、宅地建物取引業者は、必ず瑕疵担保責任保険への加入か、保証金を供託し、一戸建て住宅・共同住宅の、引渡日から10年間、住まいの基本的な耐力性能および防水性能を保証するための資力を確保することになりました。
これにより万が一業者が倒産した場合でも、この保険や保証金で補修費用がサポートされます。
この保険業務として、当センターは(財)住宅保証機構の統括事務機関となっており、「まもりすまい保険」をお勧めしています。
●恒例の「家」絵画コンクールは、今年も実施されますか?
はい。今年も秋から募集を始めるために準備を進めております。
県下小学生の多くの皆さんに「夢」を提供していただきたいと思っています。
●読者の皆さんにメッセージを
これからも財団の精神であります「信頼される財団、間に合う財団、社会に尽くせる財団」となるべく役職員一丸となって頑張ってまいります。皆様方のご支援、ご鞭撻をよろしくお願いします。 |