建通新聞社(中部)
2009/07/23
【三重】県営土地改良「小俣地区」整備が事業計画決定
三重県は17日、県営土地改良で「小俣地区」経営体育成基盤整備の事業計画を決定した。既設のオープン用水路をパイプライン化する計画。2009年度の新規事業で、測量、設計などから開始する。
小俣地区は伊勢市小俣町六軒屋、宮前に位置し、受益面積233f。既設の用水路は大半が現場打水路で、老朽化に伴って目地から漏水が発生している。給水量が不安定で、維持管理費が増加しているため、全面的な改修が必要となった。現在の開水路をパイプライン化し、給水施設は自動給水栓とする。用水路の地表部は農道として利用する。
計画によると、敷設する管は幹線用水路が口径300〜800_のDCIP、FRPMで延長3140b、支線用水路が口径75〜500_のVP、DCIP、FRPMで延長3万9522b。既設を利用すると、用水路の総延長は44・3`になる。自動給水栓は口径75_。また、農道は全幅員5b(有効幅員4b)延長4050bで、アスファルト舗装。
工事費は21億0100万円。施行期間は09年度から14年度まで。国営宮川用水第2期事業の進捗に会わせて、末端の用水路を県営事業で改修することにした。