建通新聞社(中部)
2009/07/10
【愛知】建設関係は157億円 愛知県の6補正予算
愛知県は7日、一般会計6月補正予算案を可決した。建設部関係の事業費は約157億円。道路橋梁に71億2300万円、河川海岸に61億2000万円、都市計画に11億3700万円、港湾建設に5億9500万円、建設管理に3億4600万円、砂防に3億2500万円、漁港建設に1億円の事業費を追加した。
道路橋梁の事業費の内訳は、道路橋梁管理が35億2400万円、道路新設改良が33億4900万円、橋梁新設改良が2億5000万円。道路橋梁管理では「一宮蟹江線」など19路線で舗装補修、「岐阜稲沢線」など5路線で橋梁補修、交通安全施設整備として歩道整備を延長2・9`、交差点改良を13カ所で実施する。道路新設改良では、一般国道473号など5路線で道路改良、名古屋高速道路公社と愛知県道路公社で料金引き下げの社会実験を行う。橋梁新設改良は「半田常滑線」で橋梁を整備する。
河川海岸の事業費の内訳は、河川改良が44億9800万円、海岸保全が16億2330万円。河川改良では、中小河川改良を「乙川」など6河川、小規模河川改良を「長田川」「二の沢川」の2河川、総合流域防災を「繁田川」など4河川、都市小河川改修を「安永川」「占部川」「扇川」の3河川、総合治水対策特定河川として一般改良を「青木川」、住宅宅地関連を「五条川」など6河川、高潮対策を「高浜川」「矢崎川」の2河川、河川環境整備を「油ケ淵」、地盤沈下対策河川を「蟹江川」、床上浸水対策特別緊急を「鹿乗川」、総合内水対策緊急を「水場川」で実施する。海岸保全は「豊橋海岸」など6海岸で高潮対策を行う。
都市計画の事業費の内訳は、街路事業が8億6100万円、公園が2億7600万円。街路事業では、街路新設改良として一般改良を「一宮春日井線」「瀬戸川プロムナード線」「豊田則定線」の3路線、住宅宅地関連を「助七西市場線」「稲沢西春線」「国府赤根線」の3路線で実施する。公園整備は「東三河ふるさと公園」「愛・地球博記念公園」で緑地整備を行う。
港湾建設は「衣浦港」改修、「三河港」改修、港湾補修「東幡豆港」、港湾環境整備「衣浦港」を追加した。
建設管理では、緊急性が高く、特に耐震性能が低い県有施設「瑞穂警察署本館」「昭和警察署本館」で耐震改修を実施する。
砂防は、通常砂防を「折平川」など4河川、急傾斜地崩壊対策を岡崎市の「豊ノ沢区域」、新城市の「本久区域」、総合流域防災を新城市など5市町村で実施する。
漁港建設は、「篠島漁港」「形原漁港」「大浜漁港」で漁港修築を行う。