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建設経済新聞社
2009/07/09

【京都】畑野町水道未普及地域解消事業 44qの送配水管整備へ 8月早々にも実施設計委託

 亀岡市は、畑野町の水道未普及地域解消事業として、44qの送配水管整備などを行うため、実施設計を8月早々にも委託する。今年度中に実施設計をまとめ、並行して用地交渉を進めて来年度以降の工事に備える構え。
 畑野町には約1100世帯(約2800人)が住むが、一部地域に専用水道はあるものの、水道は通っておらず、以前から水道設置の要望があり、事業化を模索していた。
 計画によると、給水人口は2840人で、計画1日最大給水量は1090m3/日(384g/人)。上水受水で取水量は1090m3/日。
 施設整備では、配水池が8ヵ所で、@千ヶ畑配水池V79m3A広野第1配水池V319m3B広野第2配水池V96m3C広野第3配水池V44m3D高橋第1配水池V222m3E高橋第2配水池V150m3F土ヶ畑第1配水池V143m3G土ヶ畑第2配水池V52m3。
 加圧ポンプ場は9ヵ所で、@西加舎第1加圧ポンプ場Q1090m3/日A西加舎第1加圧ポンプ場Q1090m3/日B広野第1加圧ポンプ場Q46・8m3/日C広野第2加圧ポンプ場Q84・1m3/日D広野第3加圧ポンプ場Q13・1m3/日E高橋第1加圧ポンプ場Q567m3/日F高橋第2加圧ポンプ場Q279m3/日G土ヶ畑第1加圧ポンプ場Q156m3/日H土ヶ畑第2加圧ポンプ場Q21・5m3/日。加圧給水ポンプ場は2ヵ所。
 送配水管はφ250〜50、L44qに及ぶ。このほか、追加塩素注入設備1ヵ所、水質監視システム2ヵ所、遠方監視システムを計画。概算事業費は約36億円を見込む。
 現地調査、測量、地質調査のほか、配水池やポンプ場、送配水管など水道施設の実施設計(詳細設計)は、22年3月中までに完了させる。
 市はこれまでに関連するコンサル業務として、畑野町地区上水道区域拡張の書類作成などを含む亀岡市水道整備計画等策定を20年度に実施。担当は日新技術コンサルタント大阪事務所(大阪市淀川区)。