建通新聞社(中部)
2009/07/06
【愛知】東海北陸自動車道「西尾張IC」を追加へ 設置に向け調査、検討を
愛知県建設部は、東海北陸自動車道の一宮ジャンクション部で、地域活性化インターチェンジとして、「西尾張インターチェンジ」(仮称)の追加設置を検討していたが、6月30日付で設置の前提となる高速自動車国道への連結が国土交通省に許可された。これを受け、同部では今後、地元の協力を得ながら同インターチェンジの設置に向け、調査、検討などを進める予定だ。
地域活性化インターチェンジは、地方公共団体が主体となり、高速自動車国道のインターチェンジを整備し、高速自動車国道への効率的なアクセスを確保するため、高速自動車国道に追加整備する。
同インターチェンジの追加設置で、企業立地をはじめとした地域経済の浮揚、雇用創出の促進、周辺道路の渋滞緩和を図り、地域経済の活性化につながることが期待されている。
西尾張インターチェンジは、東海北陸自動車道への出入り口となり、県道「岐阜稲沢線」に接続する。供用が開始された後は、▽東海北陸自動車道へのアクセス改善、高速道路利用者の利便性向上▽東海北陸自動車道と名古屋港のアクセス強化―などの整備効果が見込まれる。
今回、国土交通省から下りた連結許可は、地域活性化インターチェンジの設置を計画する場合、連結を希望する一般道路管理者が国土交通大臣の許可を得る手続き。