建通新聞社(中部)
2009/06/04
【愛知】上期に実施設計委託 岡崎市南公園市民プール再整備
岡崎市は、開設後40年近くが経過し老朽化が著しい「南公園市民プール」の再整備を計画しており、2008年度に実施した基本設計の概要を明らかにした。
今後のスケジュールとしては、第2四半期中をメドに実施設計を委託する予定で、委託方法を含めて庁内で検討を進めている。工事は10年度の市民プール営業終了後に着手し、12年度の夏から営業再開を想定しているが、着工時期は今後の市の財政問題など流動的となる要素が多いとみられる。
基本設計による整備内容としては、プールの敷地面積を現在の約1・3倍となる5600平方bとし、その中に1周約170b、幅4・5〜9b、水深1bの「流水プール」や延長80bのオープン型と延長40bのチューブ型「ウォータースライダー」、面積300平方b、水深50abの「幼児用プール」、面積200平方b、水深10ab程度の「じゃぶじゃぶ池」のほかに車椅子利用者専用の更衣室や男女各約400個のロッカーを備える事務所兼更衣室、駐車台数70台の駐車場(面積約1600平方b)を盛り込んでいる。これらの施設整備にかかる工事費は約5億6000万円が見込まれる。整備内容は、07年度の実施した市民アンケートの結果を踏まえて屋外型の冷水レジャープールとし、基本設計を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)が担当してまとめた。
同計画は、現在の市民プールは1972年に整備されたもので老朽化等により市民の要求に応えられない施設となっているとのことから持ち上がった。現在の市民プールは25b×8コースのプールと250平方bの幼児用プール、ロッカー男女各200個を備えた事務所兼更衣室などとなっている。所在地は若松町字萱林1ノ1で、基本的に現在位置での再整備を予定している。