静岡県は23、24日の2日間、富士山静岡空港旅客ターミナルビルの完成内覧会を開き、ユニバーサルデザインやスムーズなチェックインなど旅客機能を最優先させたコンパクトな施設を初めて県民にお披露目した。2日間で約8000人が訪れ、記念撮影や記念品を買い求める人々でビル内は混雑した。
6月4日の開港とともに供用開始するターミナルビルは、鉄骨3階建て延べ1万1400平方b。戸田建設が設計・施工した。
1階には総合案内所や到着ロビー、チェックインロビーなどを配置。2階は出発ロビーに加え、お茶など本県の名産品が多数並んだ売店、空港周辺自治体の観光案内コーナーを設けている。
3階には飲食店や展望デッキがあり、快晴時には遠方に富士山が望まれる。空港運営会社の担当者は「特に、他県からの来場者は絶景に感動するはず。多くの利用者に静岡県の良さを再認識していただくことで、観光産業が活性化されれば」と期待を寄せていた。
建通新聞社 静岡支社