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建設経済新聞社
2009/05/01

文化博物館リニューアル設計 3社を特定、6月1日決定へ 23年夏のオープンを目指す

 京都府は、公募型プロポーザルで募集していた「京都文化博物館リニューアル工事に係る基本・実施設計業務」について、27日に技術提案書提出者3社を特定した。
 23日に締め切った参加表明も同3社で、今後、5月21日まで技術提案書提出を受け付け、6月1日に開催を予定している選考委員会で委託相手を決定する。
▽特定者=久米設計、丹青社、安井建築設計事務所の計3社
 プロポーザルにより設計業務を委託する京都文化博物館のリニューアルは、京都市中京区高倉通り三条上る東片町の現施設(RC造地下1階地上7階建、延1万5827・42u)の2〜3階部分(各フロアー約2000u)を全面改修するもの。「まるごと『ほんまもん』で体感する新しい京都文化の博物館に!」をコンセプトに、@京都至宝やゆかりの名品を四季折々に体感するA世界無形文化遺産祇園祭を楽しむB現代に継承されている京都が誇る匠の技を五感で知る−とした展示に変更する計画。展示計画に沿った内装や間仕切を設置するほか、築後20年が過ぎ老朽化も進んでいるため、これに対応した改修も実施する予定だ。
 設計期間は22年3月10日までで、22年度から着工し、23年夏のリニューアルオープンを目指す。
 なお総事業費は約10億円(展示関係整備費含む)、今年度当初予算には設計費として2572万5000円を計上している。