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建設経済新聞社
2009/04/20

教育施設耐震化事業 美山中は22年度改築めざし 校舎の実施設計を外注

 南丹市は、21年度に4棟の耐震補強工事を実施するほか、22年度改築をめざす美山中学校特別教室棟の実施設計に着手する。同じく改築となる胡麻郷小学校の体育館は基本設計にとりかかる。
 21年度の耐震補強工事は、▽八木中央幼稚園園舎(RC造2階建、延918u)▽園部小学校体育館(RC造平屋建、1048u)▽神吉小学校体育館(RC造平屋建、363u)▽殿田中学校体育館(RC造平屋建、860u)の4棟。設計は、八木中央幼稚園及び神吉小が立花一級建築士事務所(南丹市)、園部小が日匠設計(福知山市)、殿田中が住建設計(京都市左京区)。
 耐震補強工事に係る実施設計に着手するのは、▽八木小学校校舎T(RC造3階建、延1031u)▽同校舎U(RC造2階建、延380u)▽同校舎V(RC造3階建、延190u)▽同体育館(RC造平屋建、422u)と▽殿田中学校校舎T(RC造2階建、延526u)▽同校舎U(RC造3階建、延976u)と▽美山中学校体育館(RC造平屋建、828u)の計7棟。このほか、▽富本小学校校舎T(RC造3階建、延766u)▽同校舎U(RC造3階建、延991u)▽同校舎V(RC造3階建、延400u)▽同校舎W(RC造2階建、延328u)の4棟の補強計画を作成する。

胡麻郷小体育館は基本設計
工事着手は23年度か


 22年度改築をめざす美山中学校特別教室棟(RC造3階建、延1006u)は実施設計に着手。また隣接するランチルームの入る棟の耐震診断も行う。改築に係る基本設計は20年度に野中建築設計事務所(南丹市)で実施した。
 同じく改築となる胡麻郷小学校体育館(S造平屋建、473u)では19年度に日匠設計(福知山市)で耐力度調査を実施、21年度は基本設計にとりかかる。基本設計を経て、22年度に実施設計を行い、工事は23年度に実施したい考え。
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 南丹市教育委員会が管理する学校施設は、2幼稚園と17小学校、4中学校の計65棟(木造10棟+非木造55棟)。耐震指標のIs値が0・3未満の棟は、22年度までの耐震化をめざしており、Is値に加え、実際の工事実施時の安全確保の観点や、将来的な児童数の推移を見据えた学校統合の方向性なども加味した上で工事実施の順位を作成し、20年度に計画案をまとめた。計画では21年度から7ヵ年で実施する予定。なお、補強・改築の総費用は17億円程度を見込む。