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新校地周辺の概略図 |
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学校法人京都産業大学(理事長廣岡正久氏、京都市北区上賀茂本山)は、上京区にある附属中学校・高等学校(校長河野勝彦氏)の新たな校地として、下京区中堂寺の日本たばこ産業梶iJT)跡地を確保する見通しとなった。このほど土地売買契約を締結したもので、9月に引渡しされる。今後、新校舎等の建設に向け、設計や許認可手続き等の具体的な準備を進めていく方針。順調に行けば、24年4月の新校地移転を予定している。
京都産業大学附属中学校・高等学校(京都市上京区相国寺北門前町)は、18年度まで学校法人京都成安学園が運営していた京都成安中学校・高等学校の設置者が学校法人京都産業大学に変更され校名も改称。19年4月に開校した。法人では、グラウンドなど狭隘化の解消や教育環境の充実のため、新校舎の建設用地の取得を模索していた。
新校地の場所は、京都市下京区中堂寺命婦町1。JR嵯峨野線「丹波口駅」の北東に位置する松原通、壬生川通、万寿寺通、千本通(光徳公園)に囲まれたJT社宅等跡地で、土地面積は2万3827・71u。現校地(1万2234・05u)の約2倍になる。利用用途としては、附属中学校・高等学校の移転建設をはじめ、27年に創立50周年を迎える大学の新たな事業展開(サテライト教室、生涯学習等講座施設、社会連携を一層図る教育施設など)も考えられている。
3月30日に契約締結。新校地の引渡しは9月20日の予定。整備する校舎や設備等に関する詳細な計画内容は現時点では未定の状態。これから新校地移転に向けての準備作業を進めながら検討し、官公庁への許認可申請を行うとしている。
なお、予定地では現在、JTが既設の解体撤去工事(施工は大成建設関西支店)を進めている。 |