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建設経済新聞社
2009/04/09

ペットボトルの処理能力増強 増設か更新か検討へ

 乙訓環境衛生組合は、ペットボトルの処理能力の増強を計画。現有施設の増設または更新で対応する考えだ。また、ごみ処理施設の1・2号炉では長寿命化をめざした計画を策定するため、現況調査に乗り出す。

ごみ処理施設の1・2号炉
長寿命化めざし、現況調査に着手


 乙訓2市1町で収集したペットボトルは、クリーンプラザおとくに敷地内のリサイクルプラザに搬入。選別した上で、圧縮・梱包される。現有施設の処理能力は1日あたり5時間で0・75tあるが、ペットボトルの利用が増え続けるなか、収集量も増加傾向が続いており、17年度に策定した33年度までの計画で、将来的には2t弱の処理能力が必要と試算されている。組合では、最新の処理実績を踏まえ、必要な処理能力を決める考え。現有施設を増設するか、更新とするかなどを今後検討する。このほど基本設計を(財)日本環境衛生センター(神奈川県川崎市)に委託。22年3月末までに設計をまとめる。工事は22年度か23年度になる見通し。
 一方、ごみ処理施設の1号炉と2号炉(ともに75t/24h)は、供用から14年が経過。15〜20年とされる耐用年数を迎えつつある。そのため、現有施設をできる限り長期間継続して使えるよう長寿命化計画を策定する。
 まずは、現有施設の状態を調査した上で、整備内容や時期を見極める。14年供用の比較的新しい3号炉(75t/24h)を主に使いながら、1号炉・2号炉の定期補修の時期にあわせ、調査を進めていく構え。22年3月末をメドに長寿命化計画をとりまとめる。長寿命化計画策定は(財)日本環境衛生センター(神奈川県川崎市)が担当する。