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日刊建設タイムズ社
2009/04/07

【千葉】ごみ広域化基礎調査の一般競争公告/最優先候補地に南房総市大津地区

 安房郡市広域市町村圏事務組合(館山市北条1145−1、理事長・金丸謙一館山市長)は、6日付で「ごみ処理広域化基礎調査」の一般競争入札を公告した。今月22日まで入札参加申請を受け付け、24日に入札を執行する。最優先候補地に南房総市の「富浦町大津地区」を選定。同地区について、07年9月に作成した「ごみ処理広域化追加調査報告書」の時点修正を行うとともに環境面、経済性等の比較検討を行い、ごみ処理広域化事業の概要、課題の抽出及び課題への対応内容等を調査する。業務の委託期限は10年2月26日。同組合では今年度予算に委託費750万円を計上している。
 ごみ処理の広域化では、09年度に南房総市の3か所を候補地に選定し基礎調査を実施し、その後、新たに館山市の1か所を追加し追加調査を行った。調査は日本環境工学設計事務所(東京都千代田区神田神保町3−5)が担当。
 時点修正では、構成市町(館山市、鴨川市、南房総市及び鋸南町)ごとにごみ発生量の実績、発生抑制・排出抑制及び資源化、収集・運搬、中間処理、最終処分場などの状況を調査して課題を整理し、人口及びごみ発生量の将来予測を行う。
 また、既存施設を活用した場合や複数か所での処理施設での処理の場合、1か所での場合との比較検討を行うとともに、「大津地区」で建設する場合の建設予定地周辺に与える影響及び建設に影響を及ぼす阻害原因を検討し、総合的な評価を行う。
 このほか、収集システム、広域化システム、広域化における概算事業費とスケジュールなどについても検討する。収集システムの検討では、中継施設の必要性や概算事業費、収集体制について検討する。
 追加調査では、施設の稼働を18年度とし、焼却処理施設の能力を日量180tに設定した。また、日量50tのリサイクルセンターや管理啓発施設、ストックヤードなどの付帯施設を整備することとした。 

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