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日刊建設タイムズ社
2009/04/02

【千葉】小糸川河川整備計画の原案を了承/小糸川流域懇 松川橋下流−東前橋間約7kmを整備

 県県土整備部河川整備課は、このほど開いた「第3回小糸川流域懇談会」(委員長・石川雅朗木更津工業高等専門学校准教授、委員10人)で小糸川河川整備計画の原案を提示し、懇談会はこれを了承した。河川工事の範囲は松川橋下流から東前橋までの約7kmで、松川橋から中村橋の区間で目標流量の「550m³/s」、中村橋から東前橋の区間で「450m³/s」を安全に流下できるように改修する。改修では、緩勾配で片岸の改修を基本とする。計画の対象期間は20年。整備計画の作成業務はパシフィックコンサルタンツ(東京都多摩市関戸1−7−5)が担当。
 河川整備計画は、河川整備法に伴い策定する。計画案は、同法の改正に伴い、新たに環境保全などの考えを取り入れた計画としてまとめる。
 小糸川は、県の房総半島南部に位置し、鋸山、清澄山に連なる北斜面を上流の山間部と中流の丘陵地帯を蛇行しながら北上し、途中12.0km付近でその向きを西に変えて流下しながら、君津市内を抜けて東京湾に注ぐ、流域面積約142.0キロ平方メートル、流路延長80.0km(指定延長65.0km)の二級河川。河道が狭い個所が多く、近年では96年と06年に中流部で浸水被害が発生している。

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