県県土整備部建設・不動産業課は1日、09−11年度(平成21−23年度)の千葉県建設工事等入札参加資格者名簿の適用を開始した。それによると建設業者は、入札参加資格者数(実登録数)が県内業者2386(前回3074)で、前回(08年8月1日現在)に比べ688業者減少した。また、県外業者は964(前回1378)で、同じく414業者減少した。合計では3350業者となり、前回に比べ1102業者の大幅減となった。大幅な減少の背景には、新経審などの影響があると見られる。
格付数(延べ業者数)では、県内業者は7356(前回9042)、県外業者は3638(前回5220)で、合計は1万994(前回1万4262)。県内、県外とも格付数は実登録業者数と同様、大幅な減少傾向にある。
このうち、格付A等級の県内業者は1081(前回1371)。内訳は土木一式116(前回116)、建築一式79(同87)、ほ装141(同162)など。
入札参加資格者名簿の建設業者については、許可番号、商号または名称、所在地、格付、順位、総合点数、客観点数、主観点数などが公表されている。名簿の有効期間は09年4月1日から12年3月31日まで。
このほか測量等業者の登録数は、県内業者が513(前回667)、県外業者が659(前回871)。合計は1172(前回1538)。また、資材業者は県内業者30(同44)、県外業者40(同80)で、合計は70(122)。
なお、県は今回の資格者名簿において、千葉県建設工事等入札参加業者資格審査基準を一部変更。具体的には、土木一式でC等級を06−08年度基準比40点引き下げの「740点以上899点以下」、建築一式でB等級を同比20点引き下げの「840点以上979点以下」、C等級を30点引き下げの「740点以上839点以下」とした。これに伴いD等級も、土木一式でこれまでの「779点以下」から「739点以下」に、建築一式で「769点以下」から「739点以下」にそれぞれ引き下がった。
専門工事では、ほ装工事について、A等級を06−08年度基準比20点引き下げの「900点以上」、B等級を同比60点引き下げの「730点以上899点以下」、設備その他工事については、A等級を同比40点引き下げの「840点以上」、B等級を同比60点引き下げの「730点以上839点以下」とした。
日刊建設タイムズ社