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建通新聞社四国
2025/04/18

【高知】高知県 動物愛護C地質調査などを実施

 高知県は、動物愛護センター建設に向けた地質調査と用地造成工事を2025年度に実施する。25年度当初予算案に地質調査費1589万円、用地造成工事費2億4079万円を計上。地質調査を早ければ5月、造成工事を6月以降に発注する見通し。同センターは高知市と共同で整備するもので、高須浄化センター(高知市高須304)敷地内の一部面積約3000平方b(駐車場や犬運動場などの付帯施設・設備を含む)に、約1300平方bと屋外に約200平方bの施設を設ける。
 今回、施設建設についての地質調査を行うため、ボーリング調査を実施する。軟弱地盤のため20〜30bの杭打ちを想定している。用地造成工事は、建設地が浸水地域に指定されているため2〜2・5bの嵩上げを予定している。
 基本設計では、約1300平方bの施設に啓発・学習・であいゾーン(エントランス、展示・学習スペース、多目的ホール、犬や猫のマッチングルーム、会議室など)、事務管理ゾーン(受付、事務室、相談室など)、動物診療ゾーン(検査室、手術室、処置室など)、感染症対策ゾーン(収容動物の搬入室、隔離室、収容時診察スペースなど)、収容動物が新たな飼い主と暮らせるよう練習する飼育ゾーン(保護室、譲渡室、グルーミング室、室内トレーニングルームなど)を配置。屋外には収容犬運動場を2カ所(約200平方b)、敷地内に約15台分の駐車スペースを設けるゾーニングイメージを示した。建物の構造は木造一部鉄筋コンクリート造2階建てを想定している。
 整備スケジュールは、25年度に実施設計と造成工事を進め、建築工事を経て、27年度中の供用開始を計画している。建築工事は26年度6月定例会の承認案件として発注する見通し。基本設計は、環境デザイン・若竹まちづくり設計共同体が担当。

提供:建通新聞社