建設コンサルタンツ協会北陸支部(支部長・吉野清文開発技建代表取締役社長)は17日、第43回定時総会を新潟市中央区で開き、任期満了に伴う役員改選では吉野支部長を再任するとともに、副支部長に小見直樹氏(エヌシーイー代表取締役)と、中田淳之介氏(大日本ダイヤコンサルタント執行役員北陸支社長)が新たに選任された。
はじめに、吉野支部長が登壇し、能登半島地震や奥能登豪雨に触れながら、「復旧・復興はまだまだ緒に就いたばかり。引き続き尽力していただきたい」と協力を呼び掛けた。また、公共事業などに関し「設計労務単価の引き上げ、事業量が確保される見通しだ。国土強靱化が世間に受け入れられた結果だろう」と話した。新役員を代表し、吉野支部長が「大きな節目にきている。皆さんの力添えをいただき、北陸地方全体の発展に努めていきたい」と決意を新たにした。
議事では、2024年度事業報告および収入支出決算報告、25年度収入支出予算などを原案通り承認した。25年度事業計画として、DXの推進を目指し会員の技術力向上のための調査研究やWebを利用した講習会や、建設コンサルタント関係技術資料の検討および研究発表会、業務の進歩改善に関する情報等資料の収集、設計調査関連業受注実態調査の実施および公表、地域社会への貢献活動、独占禁止法の遵守など倫理に関する講習会、発注機関に対する要望活動など13項目を確認した。また、支部細則では役員会の円滑な遂行を図るため、運営委員会を設けることなどを改正。総会後、日本建設情報総合センターの山田邦博理事長が講演を行った。