久御山町は、まちの将来像を達成するための基本方針を示す第5次総合計画について、令和7年度から9年度までの第10次実施計画を策定。定住人口の増加に向け、地域の活性化や交流の促進を目指す。
令和7年度から9年度の3ヵ年で、事業費として総額326億3743万円を盛り込んだ。
実施計画の施策体系のうち「農業」の主な施策をみると、農業農村整備事業の概算事業費は令和7〜9年度で175万7000円。補助事業により造成された施設の適正な更新と機能保持のため、土地改良区が実施する事業について、費用の一部を負担する。各年度別の事業内容は、7年度は中内サイフォン操作盤更新工事(巨椋池)、8年度は巨椋用水管水路水管橋塗装塗替え補修工事(巨椋池)、9年度は巨椋用水管水路管路網内給水栓更新(巨椋池)を実施する。
巨椋池排水機場維持管理事業の概算事業費は令和7〜9年度で6762万円。経年劣化を見据えて、機器の更新や大規模な補修を計画的に行う。
「計画的土地利用」の主な施策をみると、都市計画推進事業(新市街地整備)の概算事業費は令和7〜9年度で28億5539万円。総合的な土地利用を進めるため、第5次総合計画及び都市計画マスタープランに基づき、産業立地促進ゾーン及び住街区促進ゾーンの整備推進をはじめ、計画的かつ適正な都市計画を推進する。各年度別の事業内容は、7年度は都市計画道路詳細設計業務、建物・営業補償調査、用地買収支援業務、用地買収、営業補償、住街区整備支援業務、住生活基本計画策定業務、推進コーディネーター委託、第1期・第2期整備地区本組合支援補助、営業補償調査(繰越分)、都市計画道路詳細設計業務(繰越分)、8年度は第1期整備地区本組合支援補助、第2期整備地区本組合支援補助、都市計画道路整備事業、推進コーディネーター委託、9年度は第1期整備地区本組合支援補助、第2期整備地区本組合支援補助、住街区整備地区本組合支援補助、都市計画道路整備事業、推進コーディネーター委託を実施する。
都市計画推進事業(都市計画マスタープラン改訂)の概算事業費は令和7〜9年度で3195万3000円。まちの総合的な土地利用を進めるため、総合計画及び都市計画マスタープランに基づき、計画的かつ適正な都市計画を推進する。7年度は、総合計画の改定に合わせて久御山町都市計画マスタープラン改訂を進める。各年度別の事業内容は、7年度は都市計画マスタープラン改訂業務、都市計画図修正、8年度は都市計画マスタープラン改訂業務、9年度は地区計画検討。
「道路」の主な施策をみると、道路橋梁新設改良整備事業の概算事業費は令和7〜9年度で1億6285万4000円。道路の安全と円滑な地域内交通を確保するため、適切な道路の補修・改良を行い、計画的な道路整備を推進する。各年度別の事業内容は、7年度は電々グランド線歩道整備測量設計業務、田井・市田線歩道整備工事、開発関連道路整備工事、開発関連測量設計業務、水道移設補償、田井・市田線測量分筆登記業務、田井・市田線建物等調査業務、市田9号線安全対策工事、場外3号線道路改良工事、京都やましろ茶いくるライン整備工事、新開地・林線仮設ハンプ設置工事、8年度は場内27号線舗装改良工事、電々グランド線歩道整備工事、開発関連道路整備工事、開発関連測量設計業務、水道移設補償、田井・市田線歩道整備工事、田井・市田線用地補償、9年度は場内9号線舗装改良工事、開発関連道路整備工事、開発関連測量設計業務、水道移設補償。
橋梁長寿命化事業の概算事業費は令和7〜9年度で4600万円。「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、町が管理する橋梁について、予防的な修繕及び補修を行う。各年度別の事業内容は、橋梁補修工事(東一口橋)、橋梁点検業務(17橋)、橋梁点検業務(36橋)。
道路橋梁維持管理事業の概算事業費は令和7〜9年度で2億5285万円。町道の機能維持と環境保全のため、道路の定期的な清掃や樹木の剪定等を適正に行う。各年度別の事業内容は、7年度は交通安全施設補修、道路等維持管理、環境保全(草刈・浚渫)、歩行空間修繕整備、交通安全施設整備、小規模維持補修、小規模舗装維持補修、区画線維持修繕、街路植樹工事、8年度及び9年度は交通安全施設補修、道路等維持管理、環境保全(草刈・浚渫)、歩行空間修繕整備、交通安全施設整備、小規模維持補修、小規模舗装維持補修、区画線維持修繕を実施する。
「公園・緑地」の主な施策をみると、中央公園拡充整備事業の概算事業費は令和7〜9年度で8億9628万5000円。中央公園の機能充実を図るため、公園の拡充検討を行うとともに、適切な施設改修を行う。各年度別の事業内容は、7年度は再整備工事基本設計、再整備工事詳細設計、荒見苑改修工事設計、開園準備業務、中央公園再整備事業、約協議等支援業務、雨水循環利用施設整備工事、代替施設利用等補助、8年度は第1期工事(北側エリア)、公園工事監理業務、荒見苑改修工事、荒見苑改修工事監業務理、運営準備業務、雨水循環利用施設整備工事、代替施設利用等補助、9年度は第2期工事(グラウンド)、運営等委託(指定管理料等)を実施する。
「河川・治水対策」の主案施策をみると、内水排除対策事業(下水道事業)の概算事業費は令和7〜9年度で25億0861万3000円。雨水排水上の課題や問題点に対し、町内で発生する浸水を解消するため、事業費や浸水軽減効果等を比較検討した上で対策方法を決定し、計画的に内水排除対策事業を進める。各年度別の事業内容は、7年度は荒見調整池整備工事(中央公園)、佐山排水機場防犯カメラ整備工事、8年度は荒見調整池整備工事(中央公園)、大内貯留管整備工事(みなくるタウン)、佐山排水機場耐震設計業務、9年度は大内貯留管整備工事(みなくるタウン)、佐山排水機場耐震工事を実施する。
排水路等改修整備事業の概算事業費は令和7〜9年度で2445万7000円。各年度別の事業内容は、7年度は地区内排水路等整備、開発関連河川水路整備工事、市田排水路用地買収、8年度は地区内排水路等整備、開発関連河川水路整備工事、下津屋地区排水路整備工事、9年度は地区内排水路等整備、開発関連河川水路整備工事、町内排水路整備工事を実施する。
「上水道」の主な施策をみると、配水管維持管理事業の概算事業費は令和7〜9年度で5521万円。無収水量の削減、道路陥没事故等の防止を図るため、漏水調査及び漏水修繕等を行う。各年度別の事業内容は、7年度は漏水調査、漏水修繕、修繕跡舗装復旧、8年度は漏水調査、漏水修繕、修繕跡舗装復旧、水管橋等点検調査計画策定、9年度は漏水調査、漏水修繕、修繕跡舗装復旧、水管橋等点検調査を実施する。
配水管改良事業(水道事業)の概算事業費は令和7〜9年度で4億9332万7000円。安定した給水を確保するため、重要施設への基幹管路の耐震化事業の推進を図るとともに老朽化した配水管の更新を行う。各年度別の事業内容は、7年度は基幹管路耐震化工事、舗装復旧工事、測量設計業務、8年度は基幹管路耐震化工事、舗装復旧工事、測量設計業務、水道施設更新計画策定業務、9年度は基幹管路耐震化工事、舗装復旧工事、測量設計業務。
「下水道」をみると、公共下水道整備・更新事業(下水道事業)の概算事業費は令和7〜9年度で4億8974万8000円。快適で住みよい生活環境の実現のため、事業認可計画に基づき公共下水道の整備を行う。各年度別の事業内容は、7年度は管渠改築工事(管更生工事)、鉄蓋更新工事、公共汚水ます設置工事、ウォーターPPP導入可能性調査業務、ポンプ更新工事、8年度は管渠改築工事(管更生工事)、鉄蓋更新工事、公共汚水ます設置工事、管渠実施設計業務、9年度は管渠改築工事(管更生工事)、鉄蓋更新工事、公共汚水ます設置工事、管渠実施設計業務、ポンプ施設更新工事を実施する。
「コミュニティ・交流」の主な施策をみると、全世代・全員活躍まちづくりセンター整備事業の令和7年度の概算事業費は7億0052万7000円。全世代・全員活躍の基盤となるまちづくりの観点から、従来の公民館の社会教育・生涯学習拠点機能を向上させ、あらゆる人やあらゆる世代の人口が交流する地域コミュニティ形成の場として「全世代・全員活躍まちづくりセンター」を官民連携の視点を取り入れて整備する。事業内容は、7年度に整備工事、整備工事監理、工事監理支援、備品購入、竣工式典を実施する。
「行財政運営」の主な施策をみると、庁舎維持管理事業の概算事業費は令和7〜9年度で7億0010万5000円。役場庁舎等施設の機能を保持するため、設備管理、清掃業務等を適切に行う。また、施設の長寿命化を図るため、計画的に施設及び設備等の改修・更新を行う。各年度別の事業内容は、7年度は庁舎維持管理、設備等更新、通話録音システム導入、(第1・2期庁舎)庁舎屋上防水・外壁改修等工事設計、コージェネレーションシステム更新工事、(第2期庁舎)庁舎直流電源装置整流器盤更新工事、8年度及び9年度は庁舎維持管理、設備等更新を実施する。