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　福井地質調査業協会（田中謙次会長）は１５日、２０２５年度の通常総会を開き、２４年度の事業報告・収支決算、および２５年度の事業計画・収支予算案を慎重審議し、すべて原案通り了承した。
　会場は、福井市手寄のアオッサで。
　田中会長が冒頭挨拶。先に開幕した関西万博の意義を通し、建設・技術サービス業の抱える課題を指摘。その上で協会では「若年層の育成と定着促進。技術継承の勉強会や講習会。事業継続計画（ＢＣＰ）策定で自然災害に迅速かつ的確に対応する」方針を示した。
　また、福井地盤図作成実行委員会の活動において、県の共通仕様書が改定された（今年４月）。これに伴い地盤情報が４月１日から、国土地盤情報センター（ＮＧｉＣ）で公開され、オープンデータ化が実現した成果などを報告した。
　２５年度は、地質調査に関する普及・啓発や技術向上、発注機関への要望活動（会員企業の優先活用など）、県立大学恐竜学部との交流（企業・地域と大学を結ぶＰＢＬなど）も図りたい考え。