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　熊谷市は、籠原保育所（同市新堀１１２４）の耐震補強工事と大規模改修工事を計画している。５月から６月にかけて設計業務を指名競争入札などで発注し、工事自体は２０２７年度以降に施工する想定だ。
　籠原保育所は市内に12ある市立保育所の一つ。市立保育所としての大規模改修は久しぶりになるという。
　24年度に実施した耐震診断の結果で、保育所の部屋と部屋とを区切るブロック壁が、震災時に倒壊する可能性があることが判明。そのため、いったん壁を壊して、新しく建て替えることを想定している。
　また、内装や外装、床、天井などで老朽化したものを改修する予定。現状では事業費１億円弱程度が想定されている。
　籠原保育所は、敷地面積１９８１・25�uに、ＲＣ造１階建て施設（延べ床面積６７４・25�u）が建つ。定員は１００人で、他の保育所と比べて多めの定員を確保しているという。
　同市は25年度当初予算に設計委託料１５６０万円を計上した。設計は25年度末までの納期になる見込みで、その後、詳細な工事費などが算定されるため、工事発注は翌々年度の27年度を想定している。
　同市保育課は「他の保育所については、計画の見直しなどをしている段階。今後、改修などを検討していきたい」としている。

提供：埼玉建設新聞