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滋賀産業新聞
2025/04/17

【滋賀】近江八幡市 上下水道経営戦略を見直しへ

 近江八幡市は25年度(令和7年度)、水道経営ビジョン(水道事業経営戦略)及び下水道事業経営戦略を見直す。26年度(令和8年度)から10年間の経営戦略に改定するもの。同業務の受注者は、4月24日開札予定の一般競争入札で選定する。委託期間は、契約締結日から26年3月31日まで。
 市の「水道事業及び下水道事業(上下水道事業)」においては、資産の老朽化に伴う更新時期の到来や人口減少等に伴う料金収入の減少が懸念されるなど、事業を取り巻く環境が厳しさを増している。このような中、市では上下水道事業の経営の更なる健全化のため、経営及び投資の合理化を図り、持続可能な上下水道事業運営を図ることができるよう経営戦略を策定している。
 この経営戦略について、3〜5年毎に改定を実施することが望まれており、25年度に見直しを実施することとし、26年度から35年度(令和17年度)までの10年間を計画期間とする経営戦略に改定する。委託業務は、経営の現状や、経営環境・社会情勢の変化を踏まえ、施策方針や主要施策(デジタルの活用〔DX〕、グリーン化〔GX〕を含む)を再検討するなど、国が求める「より質の高い」経営戦略の改定をするために必要な支援を得ることを目的とする。
 業務の対象事業は▽水道事業▽下水道事業(公共下水道事業、農業集落排水事業)―。計画期間は10年間(26〜35年度)。業務内容は、基礎調査、投資・財源試算を経て、投資・財政計画を策定。効率化・経営健全化の取組方針を検討する。各種の検討結果を基に、35年度までの市経営戦略を策定。水道事業に関しては、今回の改定に伴い、市民にとってより分かりやすい水道経営ビジョンの構成等について提案する。

提供:滋賀産業新聞