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　金沢市は、片町四番組海側地区市街地再開発準備組合（羽岡巌理事長）が片町２丁目地内で計画する「片町四番組海側地区第一種市街地再開発事業」に向けた実施設計などを支援するため、新年度当初予算に所要経費として総額１億２００万円を盛り込んだ。
　建設予定地は国道１５７号沿いに位置する、片町きらら横（片町１丁目交差点）から香林坊東急スクエア横（香林坊交差点）までの区間（海側ブロック）で、施行区域面積は約０・４ヘクタール（うち、建築敷地面積約２３００平方メートル）。
　計画によると、複合型再開発ビルの低層階（１、２階）には商業施設、片町側の３階〜１２階に８０室程度の分譲マンション、香林坊側の３階〜１１階に約１２０室のアップスケールホテル（高級ホテル）をそれぞれ配し、ホテルとマンション棟の間に立体駐車場を設ける。建築面積は約２０００平方メートル、延べ床面積約１万８０００平方メートルを想定している。
　基本設計業務や、資金計画作成業務については都市設計連合（東京都港区）が担当。
　今後のスケジュールとして、石川県への事業認可申請は、６月にも行われる。事業認可後、本組合を設立し、実施設計に取り掛かる。２０２６年度には権利変換計画の認可を受け、２７年度から既存建物の解体、施設建築物（複合型再開発ビル）の建設に着手し、３０年度中の竣工を目指す。
　なお、野村不動産が事業協力者として参画。