燕・弥彦総合事務組合は27日、「最終処分場施設実施設計業務委託」を通常型指名競争入札で開札し、8000万円で日産技術コンサルタントに落札した。履行期限は2026年3月31日まで。
計画によると、現行の最終処分場(クリーンセンター舘野、燕市舘野109−1)は13年に供用開始し、21年度末で容量が残り37%となることから、現在の埋立進度からすると、29年度以降、地震等の災害により想定される廃棄物発生量分を確保できないため、28年度までを現施設の供用期間と見込み、新たな施設を整備する。既存施設と同じオープン型とし、整備地は隣接する燕市松橋地内の敷地面積4万99・73平方メートル(田んぼ、宅地)。埋立容量は10年間の埋立が可能な容量と、想定災害廃棄物発生量から6万9700立方メートルを確保し、構造には自然の降雨によって埋立廃棄物の安定化を図る。また、VFM(バリュー・フォア・マネー)の調査も行いながら、整備手法を検討する。基本計画および基本設計は日産技術コンサルタントが担当。
今後のスケジュールは、25年度は実施設計を行うとともに、道水路付替工事に着手。26年度から28年度の3カ年で建設工事に取り掛かり、29年度の供用開始を目指す。