富山地区広域圏事務組合は2025年度、衛生センターの基幹的設備整備事業に乗り出す。設計・施工一括発注(性能発注)による一般競争入札の4月公告に向けて、準備を進めている。
衛生センター(立山町末三賀地内)では、1983年に建設されたし尿処理棟の老朽化が著しく廃止。長寿命化総合計画に基づき、汚泥処理棟に新たに貯留槽と生物処理設備を整備し延命化を図る。追加する前処理設備の能力増強では破砕ポンプ3台、夾雑物2台、スクリュープレス2台をそれぞれ更新。既設棟の大規模改修では受入設備や資源化設備、電気設備、計装設備なども行う。
25年度予算で26・27年度継続費27億9400万円を設定した。年割額は26年度が6億4241万1000円、27年度が21億5158万9000円。25年度に詳細設計、26年度に機器製作、26・27年度に現地工事を実施。並行して施工監理業務委託を行う。発注支援業務は中部設計が担当。