県土木部が2025年度当初予算で新規設定した債務負担行為(道路総室分)は、維持管理委託等を含む69件。このうち工事関係には64件を組んだ。今回設定した債務により別舟渡線・束松工区(会津坂下町)と広野小高線・小良ヶ浜工区(富岡町)で初弾工事、国道121号・若松北バイパス(会津若松市)は初めての構造物となる函渠工を発注。国道289号・入叶津道路工区(只見町)は4カ年債務により、残る主要構造物の仮称・平石山トンネル本体工に着手する。
働き方改革への対応に加え、資材調達にかかる期間も織り込んだ適正工期の確保、発注の平準化を推し進めるため、25年度も債務負担行為を積極的に活用した工事発注に取り組む。
防災・減災、国土強靭化に呼応した構造物の修繕、耐震補強工事も23年度以降増えており、25年度も橋梁を中心に道路橋りょう維持工事、道路長寿命化対策工事が46件を占める。
(提供:福島建設工業新聞社)